成田悠輔さんの著書「22世紀の民主主義 選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる」を読みました。その本の感想です。社内SEとしての活動の一部にも活用できるかなーと思いました。実践してみたいです。
概要
概要は、サラタメさんの動画が分かりやすいですが、簡単に言うと、今の民主主義に対抗も難しい、今の民主主義から逃げるのも難しい、じゃあ新しい民主主義を考えようという内容でした。
その新しい民主主義というのが、データとアルゴリズムによる無意識民主主義というものです。
あらゆるデータから民意をくみ取り自動で政治をしていくという考え方でした。
社内SEとして考えたこと
無意識民主主義となると、たくさんのデータが必要でそのデータの収集がかなり大変かなと。。。
けど、会社経営となると、データの量はそれよりは減るし、民主主義というよりも経営者の判断による経営で、そっちだったらいけるんじゃないかと
データによる無意識経営、まずは完全データによる経営サポートでの意思決定の高速化支援
こんなことができれば、無意識民主主義の第一ステップになるのかと感じます。
無意識経営
無意識経営では、どんなデータが必要か
会社の業績(売上や費用)、KPI、顧客の声とかいろいろあります。月次でエクセル集計ではなく使えるようにデータを整備することが必要そうです。
現場の声を拾えるか、というと、社内のメールのやり取りや、電話での通話履歴、オンライン会議の議事録などを解析して文書化して、文章の分析をすることも必要ですね。
ほかにも重要なのは外部環境の情報、株価や為替、人口動向や各地域での政策予算などの情報が必要そうです。
これらのデータを集めて、アルゴリズムを作っていくと
このデータをインプットとして、会社の経営の判断がアウトプットとして出てくる
そうすると、経営者はコミュニケーションや社内のモチベーションアップにもつながるし、会社の情報を集計してレポートするという仕事も減りそうです!
無意識経営のためになにができるのか?
この無意識経営を実現するためにも、データを解析・活用するための準備が必要そうです。
データは主に、収集、蓄積、活用の3つが要素が必要と考えています。
まずはその収集・蓄積をどうするか、
IoTカメラを導入、グループウェアからAPIで情報収集、外部のAPIから外部環境データを、業務システムから情報を収集する。
それをデータベースやストレージに構造化データとして非構造化データとして格納する。
この中でも構造化データをどう定義するかが社内SEとしての腕の見せ所ですね!
まとめ
結局重要なのは社内のデータをいかに定義するかが社内SEの仕事で、そこからいろいろな製品やプラットフォームのアーキテクチャ検討が重要と思います。
もし興味があれば、こちらの本も読んでみてください!
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