社内SEとして、対外向け、社内向けのシステムを構築するときに、一番重要なのはユーザー目線に立つことです。システムはあくまでツールです。効果を出すにも、ユーザー目線に立つことが最重要だと考えています。
社内SEとしてのシステム構築
社内SEとしてシステム開発や新たなシステム・パッケージを導入することはよくあります。検討を行い、社内で承認をもらうためには、費用対効果を考えて、自社の利益を最大化するための提案を行います。
承認をもらったあと、実際のシステム構築プロジェクトが始まります。
ベンダーさんと一緒に始める場合もあれば、自社で内作の場合もあります。
手順は主に、
- 要件定義
- システム設計
- 開発
- テスト
- 本番移行
が主な流れです。
構築の中での重要なポイント
システムはあくまでツールです。
会社として、お客様に価値を提供するためのツールです。
- 自社の業務の生産性を向上し、お客様への価値提供にシフトする
- お客様に直接自社の価値を提供する
- お客様の課題を解決する
パッケージを入れることが多くなると、
パッケージに合わせるように・・・
技術的に難しいから・・・
のように、システム制約をうけてしまうことが多々あります。
ですが、システムはあくまでツールです。
要件定義・システム設計では、技術制約を忘れ、ユーザー目線に立っての検討が重要です。
- ユーザーの課題を本当に解決するのか?
- そのシステム制約やセキュリティ要件により、ユーザー体験が悪化しないか?本当にそのセキュリティ要件は必要?
- その機能はシステム目線でやりたいだけで、ユーザーの課題を解決するの?
ユーザー目線を忘れてしまうと、システム目線での検討となり、だれも使ってくれない、過剰なセキュリティ要件、システム目線でのシステムエンジニアの自己満足システムになってしまいます。
システムは、あくまでツールです。
ユーザーの課題を解決してこそツールといえます。
費用対効果を考えるときには、システムでの費用目線となってしまいがちですが、ツールを活用するためにも、効果に着目し、実際に利用するユーザーの課題を解決しているか、ユーザーは利用するときに負担を感じないかを考えることがとても重要です。
まとめ
社内SEは、システムと会社の課題、ユーザーの課題をつなげて解決できます。
課題の解決を行い、価値を提供してこその社内SEです。
ユーザー目線に立っての開発・システム導入が重要です。
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