社内SEは会社の事業を支える縁の下の力持ちです。
事業の生産性の向上や事業のイノベーションを検討して、ICT技術を駆使して実現を進めます。
社内SEとしては、社内のデータを管理すること、社内システム・事業のシステムの全体像を描くことです。事業部門の人と一緒にプロジェクトを運営して、システムを導入していきます。会社によってですが、社内SEがPMとしてプロジェクトを推進することもあります。
社内SEとしての仕事の心構えをまとめてみます。
事業を支える社内SE
社内SEは社内システムの面倒を見る縁の下の力持ちとしてとらえられます。社内のグループウェアの運用、ネットワークやセキュリティ対策、PC設定などのインフラ運用から、お客様が利用するシステムの保守メンテ、導入プロジェクトへの参画など、多岐にわたります。
どれも直接会社としての売り上げを上げているわけではなく、事業のサポートをすることで価値を見出します。
事業とICT(デジタル)を組合すことによるイノベーションは多く、フィルムからデジタルデータなどのイノベーションを起こすこともあり得ます。
社内SEとして、会社の強みを理解し、事業部門と一緒に生産性や新しい価値を生むイノベーションを起こすことが醍醐味です。
なかなか、そのイノベーションを起こすことは容易ではなく、新しいICT環境、保守期限の終了、事業部門からの変更要求などの対応で時間が過ぎていくことも事実です。
命を懸ける人のサポート
事業部門の人は命に関わっています。
- 自社製品を利用した死亡事故を防ぐ
- 自社製品の誤操作による死亡事故を防ぐ
- 自社製品の不具合によるお客様からのクレーム対応
- 不具合から起こるお客様の損失
- 不具合からの社会インフラの停止
事業部門は、命や社会、お客様と密にかかわっています。
社内SEはその裏方として働くことで、直接かかわることはなく、平穏に仕事をさせてもらっているのかもしれません。
事業部門の方々は、目の前にあることから責任感を多く持っています。事業部門を支える立場として、責任感をどれだけ持てるかが重要となります。
お客様とは
社内SEのお客様は事業部門ととらえられることもありますが、お客様は会社としてのお客様ととらえないといけません。
会社の価値は、お客様の課題を解決することであり、その価値の対価として利益を出します。利益を出すために費用を削減することも重要ですが、お客様の価値を決められた費用の中で最大化することが重要です。
お客様は、会社のお客様であり、縁の下からどこまでお客様を考えることができるか、その視座を深めるだけでも、費用に対する価値を最大化できます。
責任感を持てるか
視座を深めるためのアクションプランとして、縁の下からの情報収集が重要と考えています。
事業部門はプロ集団ですが、視野が狭くなっていてお客様の行動や考えについて間違った解釈で思い込んでいる場合もあります。
1次情報をいかにとるか、現在のICT技術では、Web上での行動もトラッキングできるし、簡単なアンケートであればGoogle Formなどを使えばとることも可能です。
お客様を知ること、必要な背景をしること、なぜなぜと分析することが重要です。
事業部門にまかせることもできるかもしれません。
事業部門の人が、命やお客様と向き合っていることを考えると、責任感が生まれてきます。
その責任感が、自分を成長させます。
まとめ
社内SEは縁の下の力持ちとよく言われますが、
会社のお客様に価値を提供する費用対効果を最大化することで
責任感が生まれます。
責任感が自分を大きく成長させると考えています。
責任感が強くなると潰れてしまうので、時には事業部門に責任を擦り付けれるのも社内SEとしてのメリットかもしれません。
社内SEとして、会社の顧客価値の最大化。
そのためにも顧客を知ることがどこまで追求できるか。
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